- HOME>
- 大腸ポリープ切除
こんなお悩みはありませんか?
- 健康診断で便潜血検査が陽性と言われたことがある
- 便に血が混じっているのを見て不安に思ったことがある
- 便秘や下痢など便通の不調が長く続いている
- 家族に大腸がんや大腸ポリープの既往歴がある
こうした症状やきっかけがある場合、大腸ポリープの可能性があります。多くは無症状で進行しますが、放置すると大腸がんへ進むリスクがあるため、早めの検査が大切です。
当院での日帰りポリープ切除
箕面市のよしはら内科・内視鏡クリニックでは、大腸ポリープが見つかった場合に日帰りでの切除をおこなっています。内視鏡検査は経験豊富な専門医が担当し、発見したポリープはその場で切除することが可能です。検査から治療までを一度におこなうことで、患者さまのご負担を最小限に抑えることができます。入院が必要と判断される場合には、速やかに提携医療機関をご紹介いたしますのでご安心ください。
大腸ポリープとは
大腸ポリープとは、大腸の粘膜の一部がイボのように隆起したもので、平坦なものや茎を持つキノコ状のものなどさまざまな形態があります。腫瘍性ポリープ(大腸腺腫・大腸がん)と非腫瘍性ポリープ(過形成性ポリープ、炎症性ポリープなど)に分類されます。腫瘍性ポリープは良性であっても大きくなるとがん化するリスクがあり、非腫瘍性でも一定の大きさに達すると悪性化する可能性があります。
大腸がんの多くは良性の大腸腺腫が数年かけて悪性化することで発生するとされています。
定期的な大腸内視鏡検査での早期発見・
切除が大腸がん予防に有効です。
大腸ポリープの症状
小さいポリープは自覚症状がないことがほとんどですが、大きくなると次の症状が現れることがあります。
- 健康診断などでの便潜血検査陽性
- 腹痛や便通異常(便秘・下痢)
- 血便や粘液便
- まれに腸閉塞(大腸の出口をふさぐ場合)
こうした症状がある場合は、進行やがん化の可能性もあるため早期受診が必要です。
大腸ポリープの原因
発症には「遺伝的要因」と「生活習慣」が関わっています。
遺伝的要因
- 家族に大腸がん・大腸ポリープの既往歴がある場合、リスクは2~3倍に上昇します。
- 家族性腺腫性ポリポーシス(FAP)の場合、放置するとほぼ100%が大腸がんに進行します。
生活習慣要因
- 赤身肉や加工肉の摂取、高カロリー食
- 肥満、喫煙、過量の飲酒
- 運動不足、食物繊維不足
40歳を過ぎたら定期的な大腸内視鏡検査が推奨されます。
大腸ポリープを見つける検査
便潜血検査
健康診断で広くおこなわれるスクリーニング検査です。陽性の場合、大腸内視鏡検査を推奨されています。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
ポリープの大きさや形を直接観察し、病理検査が可能。発見したポリープはその場で切除可能です。
注腸X線検査(バリウム検査)
大腸の形を確認できますが、小さなポリープ発見は困難で精密検査には不向きです。
内視鏡による大腸ポリープ治療
診断
大腸ポリープが見つかった場合、まずは「腫瘍性」か「非腫瘍性」かを分類します。腫瘍性ポリープ(腺腫)は放置すると大腸がんへ進行する可能性があるため注意が必要です。当院では、特殊な光を当てて観察するBLI(狭帯域光観察)を用い、ポリープの性質やがん化の可能性を丁寧に評価しています。
ポリープ切除方法
大腸ポリープは、形状や大きさによって切除方法が異なります。
ポリペクトミー(茎のあるポリープ)
キノコのように茎を持つポリープに対しては、スネアと呼ばれる輪状の器具をかけ、電気を流して切除します。比較的簡便で安全におこなえる方法です。
EMR(内視鏡的粘膜切除術)
平坦なポリープや大きめの病変には、まず病変の下に薬液を注入して浮かせ、その上からスネアをかけて切除します。広い範囲のポリープにも対応できる治療法です。
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)
より大きなポリープや早期がんが疑われる場合におこなう方法です。電気メスを使って粘膜の下層を丁寧に剥離し、病変を一括で切除します。技術力が求められますが、根治性が高い治療です。
開腹手術
ポリープが大きすぎる場合や、すでに進行がんが疑われる場合には、内視鏡での切除が難しくなります。その際は、外科手術が必要になることもあります。当院では、必要に応じて速やかに提携医療機関へご紹介し、適切な治療につなげています。
大腸ポリープ手術後の注意点
出血
少量は自然なことですが、多量の出血や強い痛みがあればすぐ当院へご連絡ください。
食事
通常食は可能ですが、香辛料や脂っこい料理は数日間控えるのが安心です。
飲酒
数日間は控えるようにしましょう。
入浴
当日はシャワーのみにし、翌日から通常入浴が可能です。
運動
散歩などはかまいませんが、腹圧をかける運動は1週間程度控えるようにしましょう。
旅行や出張
術後1週間は避け、急変時に対応できるようにしておきましょう。
大腸ポリープの検査・治療費用(保険診療)
| 検査・治療 | 1割負担 | 2割負担 | 3割負担 |
|---|---|---|---|
| 大腸カメラ検査 | 約2,000円 | 約4,000円 | 約6,000円 |
| 大腸カメラ+組織検査 | 約3,600円 | 約7,300円 | 約11,000円 |
| ポリープ切除(1臓器) | 約6,600円 | 約13,000円 | 約20,000円 |
| ポリープ切除(2臓器) | 約7,600円 | 約15,000円 | 約23,000円 |
| ポリープ切除(3臓器) | 約8,600円 | 約17,000円 | 約26,000円 |
※表は左右にスクロールして確認することができます。
※診察料・薬剤料は別途かかります。
※生検や切除の有無・数によって費用は変動します。
※大腸は保険制度上「盲腸・結腸・S状結腸・直腸」の4領域に区分されます。
当院では病理診断を専門機関に委託し、正式な診断書を患者さまにお渡ししています。
大腸ポリープはがん化する前に切除することが最も重要です
40歳以上の方、家族に大腸がんの既往がある方は特に、定期的な大腸内視鏡検査をおすすめします。
箕面市のよしはら内科・内視鏡クリニックでは精度の高い内視鏡を使用し苦痛を抑えた検査で、安心して受けていただける診療をご提供しています。気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
