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- 大腸カメラ検査Q&A
検査後の注意点はどのようなものがありますか?
ポリープ切除をおこなった場合
出血予防のため2~5日程度の間は、激しい運動・飲酒・遠方への旅行などは控えていただいております。
組織生検をおこなった場合
出血予防のため当日の飲酒は禁止です。激しい運動やサウナ、長時間の入浴も控えていただき、軽いシャワーなどでお済ませください。
食事
検査後の食事制限はありませんが、なるべく消化の良い物をとるようにしてください。
当院での大腸カメラ検査は痛みが少ないと聞きましたが?
大腸カメラで生じる痛みにはいくつかの原因があります。例えば、大腸にはS状結腸などの強いカーブがあること、体格や腸の形状の違い、過去の手術や炎症による腸の癒着、腸の蠕動運動の亢進や過敏性、検査時間が長いことによる過剰な送気(空気の注入)など複数の要因が関与しています。
さらに、内視鏡の扱い方や検査中の体位の調整、圧迫の仕方など内視鏡医の経験、技術の差が痛みの強さとして現れます。
箕面市のよしはら内科・内視鏡クリニックでは、麻酔科標榜医であり消化器内視鏡専門医でもある院長がすべての検査を担当し、『思っていたよりもずっと楽でした。』『以前の検査よりスムーズでした。』というお声をいただいております。観察には十分な時間を確保しますが、できるだけ短時間でご負担を感じないよう工夫し検査をしますので、安心してご相談ください。
検査全体の所要時間はどれくらいですか?
内視鏡の挿入から観察までの実際の検査時間は、15分程度です。ただし、前処置(下剤)や回復時間を含めると全体で3-4時間ほどかかります。
大腸カメラ検査はどのような年齢から受けるべきですか?
一般的には40歳以上の方に、症状がなくても予防的な検査を推奨しています。特に家族に大腸がんの既往がある方や、便通異常のある方は、30代からの検査も検討されます。
検査前の食事で特に避けるべきものはありますか?
2日前から消化の良い食事(低残渣食)をとり、夕食は早めに済ませてください。海藻類、きのこ類、こんにゃく、ゴマ、脂っこいもの、繊維の多い野菜などは控えましょう。
検査前の下剤服用について心配しています
個人差はありますが、最近の下剤は味や飲みやすさが改善されています。よしはら内科・内視鏡クリニックでは、複数の選択肢を用意しており、体調などに応じて調整します。
検査でポリープが発見されたらどうなりますか?
検査中に切除可能なポリープが見つかれば、その場で日帰り手術をおこなうことが可能です。複数の抗血栓薬を服用されているなど出血リスクが高い場合は、後日の切除を検討します。
検査当日の制限事項を教えてください
麻酔薬を使用する場合は、当日は自転車・バイク・自動車などの運転はお控えください。ご帰宅の際は、安全のため公共交通機関のご利用や、ご家族などによる送迎をお奨めしています。
月経中でも検査は受けられますか?
はい、可能です。ただし気になる場合は日程変更も可能ですのでご相談ください。ナプキンをご使用いただき、検査に支障はありません。
検査費用は健康保険が適用されますか?
症状があって医師が必要と判断した場合は、保険適応となります。
初めての受診で当日に検査ができますか?
安全に検査をおこなうため、基本的には事前診察をお願いしております。必要に応じて当日検査にも対応しておりますが、次の事をご理解いただく必要があります。
- 下剤前処置が不十分なことがある。
- 抗血栓薬内服中で出血リスクが高い場合は、後日ポリープ切除になることがある。
- 体調など考慮し当日実施できないこともある。
検査後はどのくらい休憩が必要ですか?
麻酔薬を使用した場合は、回復室で30分程度休憩していただいた後に帰宅していただきます。薬の影響で判断力や集中力が低下していることがあるため、当日の運転は控えてください。
検査結果はすぐにわかりますか?
当日の結果は検査後に医師から説明いたします。組織検査をおこなった場合は、1週間前後で結果をご説明いたします。
便潜血検査で陽性になりました。大腸カメラは必要ですか?
便潜血検査は便に血が混じっているかを調べるスクリーニング検査です。一方、大腸カメラは実際に大腸粘膜を直接観察し、診断・治療までおこなえる精密検査です。便潜血陽性になったら、大腸癌を含め病気が隠れている可能性がありますので、大腸カメラでの精密検査をおすすめします。
大腸カメラと胃カメラを同日に受けることはできますか?
はい、よしはら内科・内視鏡クリニックでは胃カメラと大腸カメラの同日検査に対応しています。鎮静剤を使用することで、一度の来院で両方の検査を快適に受けることができます。検査の所要時間はやや長くなりますが、準備や通院の手間を省くことができます。
大腸の前処置(下剤)ができるか心配です
下剤の服用に不安をお持ちの方も多くいらっしゃいます。当院では患者さまの体質や状態に合わせて複数の下剤から最適なものを選択し、飲み方も細かくアドバイスしています。また、院内で服用する場合は専任のスタッフがサポートしますので安心です。
検査の痛みが怖くて踏み切れません
痛みに対する不安は多くの方が持っています。当院では麻酔科の専門知識を持つ医師が鎮静剤の量を調整し、ほとんど痛みを感じないよう配慮しています。また「軸保持短縮法」という痛みの少ない挿入法を採用しているため、リラックスして検査を受けていただけます。
ポリープ切除は痛みますか?
ポリープ切除自体は痛みを感じることはありません。大腸の粘膜には痛みを感じる神経がほとんどないため、切除時の痛みはありません。鎮静剤を使用していれば、より安心して処置を受けることができます。
抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)を飲んでいますが検査できますか?
抗血栓薬を服用中の方も検査自体は可能です。ただし、ポリープ切除などの処置をおこなう場合は、出血リスクを考慮して薬の一時的な休薬が必要になることがあります。事前に服用薬についてご相談ください。
検査で大腸がんが見つかったらどうなりますか?
大腸がんが疑われる病変が見つかった場合、その場で組織を採取し病理検査をおこないます。早期がんであれば当院で内視鏡的切除が可能な場合もありますが、進行度によっては連携している専門病院へご紹介し、適切な治療を受けていただきます。
