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CT検査とは
CT検査は、X線を使用して体の内部をくわしく撮影し、レントゲンでは確認しにくい臓器や血管の状態を立体的に映し出す検査です。
CT検査は、短時間で撮影でき、
痛みを伴わないため、
安心して受けていただけます。
CTの検査方法には、造影剤という薬を使用しない「単純CT」と、造影剤を静脈注射して撮影する「造影CT」の2種類があります。
よしはら内科・内視鏡クリニックのCT装置
当院では、低被ばくかつ高画質なCT「Canon Aquilion Start i Edition」を導入しています。このCTは、ディープラーニングを活用した画像再構成により、短時間で鮮明な画像を撮影できます。頭部(脳梗塞・脳出血)、肺(肺癌・肺炎)、腹部(肝臓・腎臓・胆嚢などの異常)、血管、骨など多岐にわたる疾患の早期発見と精密な診断が可能です。
CT検査を受けられる方へ
検査前の注意事項
単純CT検査を受ける方
- 基本的に飲食可能です
- 腹部CTを受ける方は検査時間の4時間前からは食事を控えてください
造影CT検査を受ける方
- 検査部位に関わらず、検査4時間前からは食事を控えてください
- 水分はしっかり摂取してください(ペットボトル500ml 1~2本程度)
- 特にスポーツドリンクがおすすめです
検査中の注意事項
検査は通常5分から15分程度で終了します。検査中は医師、放射線技師、看護師がそばにいますので、リラックスして検査を受けてください。気分が悪くなったらすぐにお知らせください。
検査後の注意事項
検査後は通常通りの生活が可能です。造影剤を使用した方は、造影剤を体外に排出するため、水分を多めに摂取してください(造影剤は尿として排泄されます)。
造影剤の副作用について
造影剤は副作用の少ないものが開発されていますが、まれに副作用があらわれる場合があります。
軽い副作用
吐き気、かゆみ、発疹などで、基本的に治療を必要としません。このような副作用が起こる確率は約2%です。
重い副作用
呼吸困難、血圧低下、意識障害などです。このような副作用は治療が必要で、入院が必要なこともあります。このような副作用が起こる確率は約2,500人に1人です。
箕面市のよしはら内科・内視鏡クリニックではこれらの副作用に対して万全の体制を整えて検査をおこなっています。
非常にまれですが(約100万人に1人の頻度、0.0001%)、重篤な副作用により死亡する場合があります。
このような方は注意が必要です
- 喘息などのアレルギー体質の方
- 過去に造影剤の副作用を経験した方
- 心臓病、腎臓病、甲状腺機能亢進症の方
- 妊娠・授乳中の方
検査終了後、30分から数日後に頭痛・発疹・かゆみ・吐き気などの症状が現れることがあります(遅発性副作用)。このような症状はほとんどが一時的なものですが、ご心配があればいつでもクリニックまでご連絡ください。
CT検査でよくいただく質問
なぜ造影剤を使用するのですか?
造影剤を使用すると、体の中の血管、臓器、病気の部分の様子が分かりやすくなります。造影剤を使用しなくても検査はできますが、より正確な診断をおこなうためには造影剤が必要です。病気や検査部位によっては造影剤を使わない場合もあります。
常用薬は飲んでもよいのでしょうか?
常用薬は普段通り服用していただけます。ただし造影検査を受けられる方で糖尿病薬を服用されている方は、事前に主治医にお伝えください。
造影剤はどのように注射するのですか?
造影剤は腕の静脈から注射します。アルコールで消毒しますので、アルコールアレルギーのある方はお知らせください。
造影剤が注射中に漏れたりしないのでしょうか?
まれに血管外に造影剤が漏れることがあります。この場合、注射部位が腫れて痛みを伴うこともありますが、通常は時間とともに症状が改善します。漏れた量が多い場合には、処置が必要となることがあります。
注射された造影剤はどうなるのでしょうか?
注射された造影剤は、24時間以内にほぼ全量が腎臓から尿中に排泄されます。
検査後の生活に制限はありますか?
検査後、特に制限はありません。普段通りの生活をしていただけます。造影剤の排泄を促進するため、水分を多めに摂取してください。
副作用が出た場合の対応は?
万一の副作用に備え、万全の体制で検査をおこなっています。検査中は医療スタッフが常に観察し、異常がみられた場合には検査を中止し、適切な対処をおこないます。気分に変化を感じられたら、すぐにお知らせください。
帰宅後に副作用の症状が出た場合はどうすればいいですか?
体調に変化を感じられた場合は、時間を問わずよしはら内科・内視鏡クリニックへご連絡ください。診療時間外の緊急時の対応についても、事前にご案内いたします。
被ばく線量は安全ですか?
当クリニックでは、最新の低被ばく技術を採用したCT装置を使用しています。ディープラーニングによる画像再構成技術により、被ばく線量を最小限に抑えながら高精細な画像を得ることができます。検査の必要性と被ばくのリスクを慎重に検討した上で、適切な検査を実施しています。
その他ご不明な点があれば、
お気軽にお問い合わせください。
