- HOME>
- 機能性ディスペプシア
こんなお悩みはありませんか？
- 食後に胃がもたれて、重い感じが何時間も続く
- 少し食べただけですぐにお腹がいっぱいになってしまう
- みぞおちに痛みやヒリヒリ感がある
- 胃の不快感で食事が楽しめない
- 胃カメラを受けたが「異常なし」と言われた
- 胃薬を飲んでも症状がよくならない
- ストレスや疲れが溜まると胃の症状が悪化する
- 食事の後に眠気や疲労感が強くなる
- 胃の不調で仕事や日常生活に支障がでている
- 「気のせい」と言われたが、確かに症状はある
当てはまる項目が多い方は、「機能性ディスペプシア」の可能性があります。
箕面市のよしはら内科・内視鏡クリニックでは、内視鏡専門医かつ麻酔科標榜医による苦痛の少ない胃カメラ検査で、胃の不調の原因を丁寧に探り、患者さまに合わせた治療プランをご提案します。どうぞお気軽にご相談ください。
機能性ディスペプシア（FD）とは
機能性ディスペプシア（Functional Dyspepsia：FD）は、内視鏡検査などで胃や腸に明らかな異常が見つからないにもかかわらず、「胃もたれ」「早い段階で満腹になる」「みぞおちの痛みや灼熱感」などの症状が続く状態を指します。
近年では、ストレス社会の影響もあり、お仕事がお忙しい世代を中心に増加しており、日常生活の質（QOL）に大きな影響を及ぼすこともあります。
機能性ディスペプシア（FD）の原因
機能性ディスペプシアの原因はひとつではなく、複数の要因が関与していると考えられています。
胃の運動機能の異常
食べ物をスムーズに胃から腸へ送る力が低下し、食後の不快感や膨満感が生じます。
内臓の知覚過敏
わずかな胃の膨らみにも敏感に反応し、不快感を強く感じる状態です。
心理的ストレスや生活習慣
心身のストレスや睡眠不足などが、症状のきっかけや悪化因子となることがあります。
機能性ディスペプシア（FD）の主な症状
機能性ディスペプシアの症状は、大きく2つのタイプに分けられます。
食後愁訴症候群（PDS型）
食事をした後に現れる症状です。
- 食後の胃もたれ感（食べたものが胃に残っている感じ）
- すぐにお腹がいっぱいになってしまう（少量で満腹感）
- 胃が膨らんだような不快感
- 食後の眠気や疲労感
心窩部痛症候群（EPS型）
みぞおち（胸の下、おへその上あたり）の症状です。
- みぞおちの痛み
- 空腹時に痛みが強くなる
- 胃がヒリヒリ・ジリジリする感覚
- 胃酸の逆流感
その他によくみられる症状
- げっぷが多い
- 吐き気（ただし実際に吐くことは少ない）
- 胃がキリキリする
- 食欲不振
多くの患者さまは、これらの症状のいずれか、または両方のタイプを経験されています。箕面市のよしはら内科・内視鏡クリニックでは、症状の種類によって最適な治療法が異なるため、診察時には患者さまの症状を丁寧にお聞きし、お一人ひとりに合った治療プランをご提案いたします。
RomeIVによる機能性ディスペプシア（FD）の診断基準
機能性ディスペプシアと診断されるには、国際的な診断基準である「RomeIV基準」に基づき、次の条件を満たす必要があります。
基本条件
- 症状が少なくとも6ヶ月前から始まっている
- 最近3ヶ月間、症状が続いている
- 胃カメラなどの検査で、症状を説明できる病気（胃潰瘍、胃がんなど）が見つからない
主な症状（以下のいずれか）
- みぞおちの痛み
- みぞおちのヒリヒリ感・焼けるような感じ
- 食後の胃もたれ感
- 少し食べただけで満腹になる感覚
タイプ分類
食後愁訴症候群（PDS型）
週に3日以上、次の症状がある
- 食後の胃もたれ感
- 少量で満腹になる感覚（早期飽満感）
心窩部痛症候群（EPS型）
週に1日以上、次の症状がある
- みぞおちの痛み
- みぞおちのヒリヒリ感・焼けるような感じ
箕面市のよしはら内科・内視鏡クリニックでは、内視鏡専門医による胃カメラ検査をおこない、他の疾患を除外したうえで診断をおこないます。
機能性ディスペプシア（FD）を放置することで起こりうる影響
機能性ディスペプシア自体は命に関わる病気ではありませんが、慢性的な不快症状によって以下のような影響を及ぼすことがあります。
- 食欲低下、体重減少
- 不安や気分の落ち込み
- 日常生活・仕事への支障
症状が長引く場合は、早めの受診をおすすめいたします。
機能性ディスペプシア（FD）の治療について
症状のタイプや原因に応じて、次のような治療を組み合わせておこないます。
ピロリ菌が陽性の場合
胃内のピロリ菌が関与している可能性がある場合は、除菌治療を優先します。
食後愁訴症候群（PDS）の治療
胃の動きを整える薬（消化管運動賦活薬）を使用します。
心窩部痛症候群（EPS）の治療
胃酸の分泌を抑える薬を使用します。
難治性の場合
必要に応じて、三環系抗うつ薬などを併用し、痛みに対する感受性の改善を図ります。
よしはら内科・内視鏡クリニックの診療体制
当院では、機能性ディスペプシアに対して次のような診療体制を整えております。
確実な診断と除外診断
麻酔科標榜医でもある内視鏡専門医が、鎮静剤を用いた苦痛の少ない胃カメラ検査で、胃がんや胃潰瘍などの器質的疾患を丁寧に除外します。
ピロリ菌検査と除菌治療
最新のピロリ菌検査と、効果的な除菌治療を提供します。除菌後の経過観察や再感染予防のアドバイスもおこなっています。
症状に合わせた個別治療
患者さまの症状のタイプに応じて、最適なお薬を選択します。また、食事や睡眠、ストレスケアなどの生活習慣改善もサポートします。
メンタル面のケアも重視
症状に不安を抱える方に対して、丁寧な説明と心理的サポートを心がけています。必要に応じて、心療内科との連携もおこないます。
胃の不調が続いている方へ
「検査では異常がないと言われたのに、胃のつらさが続く…」
そのような場合は、機能性ディスペプシアの可能性があります。
箕面市のよしはら内科・内視鏡クリニックでは、症状の背景にある原因を一緒に探り、患者さまお一人ひとりに合わせた治療をご提案いたします。どんな些細なお悩みでも、どうぞお気軽にご相談ください。